【No.48】
今回は、保育士さんの離職率についてです。
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○保育士の離職率
保育士の離職率は、厚生労働省の調査データ「保育士等における現状」によると、約10.3%となっています。
この中でも、公営の保育所の場合7.1%、私営の保育所の場合12.0%と私営の方が離職率が1.6倍ほど高いことが分かります。
しかし、新卒の保育士の場合は、勤務開始後1年以内に離職する割合が25%となっており、3年以内の場合は、約半数が離職してしまうということで、特に若手の離職が多いことがデータから読み取れます。
○離職の主な理由
保育士の離職理由としては、ライフイベントを除くと以下のような理由が多いとされています。
ー勤務時間に対して給与が見合っていない
ー朝早くから夜遅くまで勤務するなどと心身の負担が大きい
ー人手不足のために業務量が偏っている
ー職場の保育士や保護者との人間関係が悪化してしまった
上記のように「給与」「労働量」「人間関係」が離職の理由として多くなっています。
若い年齢層の方々の離職率が異常です。もちろん、結婚や子育てと言ったライフイベントとの兼ね合いもあると思います。
保育士という職業も、介護士と同じ手段でより働きやすく、より長く続けられる職業となると信じています。
まだまだIT化が遅れている部分を、電子に関するリテラシーを業界ごと高めていく。
向こう5年〜10年にかけて取り組んでいきます。
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終