花門ブログ

渋谷区渋谷、花門ビルにある株式会社プロリーチ代表越川のブログです

【No.78】

ホームヘルパー・ヘルパーで介護事業を開業する際の開業資金について

 

手続きや、フランチャイズか否かという論点の次は、開業資金についてまとめました!

 

ーーーーーーー

 

🔻開業する事業が訪問介護事業の場合
設備については細かな設備条件も少ないため、ほかの事業に比べ開業資金は低予算で済みます。事業所は自宅を使うことも可能です。

 

🔻開業する事業が通所介護の場合
介護保険法の設備基準を満たす必要があるため、改修工事や高齢者送迎車両など多くの設備投資が必要になります。古くても事業に利用できるような一軒家があれば、賃貸に必要な諸経費が不要なのでサービス開業には有利となります。

10人程度のデイサービスならば、物件・改装費で300万円 運転資金300万円ほどはないと難しくなります。
 

🔻介護事業では人件費が掛かります

訪問介護事業の場合、「人件費 常勤18万円、パート8万円」ほどです。
人件費はかさみます。売り上げに比例しながら人件費が発生していくことを想定し、売上の割合をどれだけ人件費に割くことができるか検討しておくことが重要です。

訪問介護事業は薄利多売ですので、運転資金を最低3ヵ月以上は準備しておかないと経営が難しくなると言えます。
また、人材募集に関しても、人が集まらないと事業にならないため、求人広告費なども頭に入れておく必要があります。

 

○小規模デイサービスの場合、同様に人件費が必要となります。
定員は決まっており、売上が無制限に伸びるという事業ではないため余裕をもって開業資金を最低2~3ヵ月分は用意、調達することが必須となります。

 

🔻日本政策金融公庫からの融資を受ける
自己資金だけで難しい場合は日本政策金融公庫から融資を受けることもできます。日本政策金融公庫は、100%政府出資の政策金融機関で、銀行など一般の金融機関を補完し国民生活の向上を目的としています。

 

○新規独立開業必要書類
① 借入申込書
② 創業計画書

創業の動機→事業に対する情熱をPR。創業の目的、準備がどのようにできているのかを分かりやすく記入
経営者の略歴→経営者の経験や部下を指導した経験・金銭の管理を行っていたなどの記載は効果的です。専門知識や経験、表彰なども含めアピールを記載
取扱商品、サービス→サービス内容(メニュー・チラシ・料金など)やセールスポイント(事業所のオリジナルティや事業の仕組みに説得力を持たせるように記載
取引先、取引関連等→既に予定があれば高評価になります。また、仕入先が確保されていることは必要です。その業者を選定した経緯も記入しアピールすることが重要
従業員→2~3年後の採用状況も記載すると先が見えて良いPRになります
借入の状況→信用情報を収集しているので、正確に記載することが重要です
必要な資金と調達方法→
【設備資金】減価償却できる資産を記載。購入に関する見積もりも準備してください
【運転資金】設備資金以外
【調達資金】自己資金・親類からの借入、贈与、日本政策金融公庫からの借り入れ予定金額を記載
※必要な資金と調達の方法の合計が必ず合致する必要があります。
事業の見通し→売上高・売上原価・経費などについて具体的に記載。一番の重要記載項目となります。
③ 前年度の収入がわかる書類(源泉徴収票、給与明細票など)

 

ーーーーーーーーーー

続く